リワード広告の基本とメリット・デメリット、出稿方法について解説!

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公開日:2024.10.23 / 最終更新日:2024.10.30


リワード広告は、ユーザーが広告視聴やアプリインストールなどを行うと報酬が支払われる広告手法です。

報酬が提供されることで広告が視聴されやすくなり、成果発生数の増加や認知度拡大に効果を発揮します。

この記事では、リワード広告の特徴やアフィリエイト広告との違い、出稿方法や効果を高めるためのポイントについて詳しく解説します。

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リワード広告とは

リワード広告の概要

リワード広告とは、ユーザーにアプリ内で利用できるポイントやアイテムなどの特典を付与し、その代わりに特定のアクションを完了してもらう広告です。

ゲームアプリで広く利用されており、ユーザーが報酬を得るために積極的に広告を閲覧しやすいことが特徴です。

アクションには視聴だけでなくアンケート回答やアプリインストールなどさまざまなアクションがあります。

なお、すでにアフィリエイト広告を出稿している場合には、メディアの1つとしてリワード広告を活用することができます。

リワード広告の仕組み

リワード広告は、「広告主」「アドネットワーク」「アプリ・Webサイト運営者」「エンドユーザー」が協力することで成立しています。

リワード広告の全体像 媒体 ・アドネットワークに登録 ・アドネットワークから成果報酬を受領 アドネットワーク ・広告配信を促進するプラットフォーム ユーザー ・広告を閲覧 ・報酬の受領 広告主 ・広告掲載をアドネットワークに依頼 ・広告費の支払い

まず、広告主がアドネットワークに広告を出稿し、アドネットワークがその広告を複数のアプリやWebサイトに配信します。

エンドユーザーはリワード広告を見てアプリのダウンロードやアンケート回答といったアクションを行い、アプリ・Webサイト運営者から報酬を受け取ります。

アプリ・Webサイト運営者の報酬はアドネットワーク経由で広告主が支払います。

このように、4つの主体が協力することでリワード広告は機能しています。

リワード広告の特徴

10秒~30秒の短い動画を利用している

リワード広告の特徴として、主に10秒から30秒の短い動画が利用されていることがあげられます。

動画が10秒以下では内容が十分に伝わらず、逆に30秒を超えるとユーザーが途中で視聴を止めてしまう可能性が高くなるため、このような時間設定となっています。

スマホユーザーを対象にしている

リワード広告はスマホユーザーを対象としています。

たとえば、ゲームアプリでは、ユーザーが広告を視聴することでゲーム内アイテムや通貨を獲得できる報酬が提供されます。

ユーザーの満足度を向上させるとともに、アプリの利用促進や継続率の向上につながります。

特にスマホ向けアプリにおいて、リワード広告はユーザーのエンゲージメントを高める効果的な手法といえます。

ブースト広告とは

ブースト広告は、リワード広告を短期間に集中的に配信する手法です。

短期間で多くのユーザーにリーチすることで、話題性を高め、特に新商品やサービスの知名度を向上させる際に有効です。

SNSでの拡散や口コミの増加が期待できます。

ですが、過剰な配信はアプリの評価が偏るリスクがあるため、慎重な運用が求められます。

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アフィリエイト広告との棲み分け

ユーザーも報酬を得られる

リワード広告とアフィリエイト広告には大きな違いがあります。

特に注目すべきは、リワード広告ではユーザーも報酬を得られる点です。

通常のアフィリエイト広告では、アフィリエイターが報酬を受け取りますが、エンドユーザーには報酬が支払われません。

ですが、リワード広告では、ユーザーが広告を視聴したり、条件を満たすことでアプリ内で使用できるアイテムやポイントといった特典が付与されます。

この仕組みが、ユーザーの広告への関心を高め、成果を向上させるのです。​

ポイントサイトに近い

リワード広告は、ユーザーに直接報酬が付与される点が特徴的で、アフィリエイト広告におけるポイントサイトに近い仕組みといえます。

ポイントサイトとの違いは、アプリインストール系の案件が多いことと、広告フォーマットが媒体により異なることです。

ユーザーに直接報酬が付与される ・ポイントサイト 会員登録や商品購入等で報酬がもらえる ・リワード広告 アプリインストールで報酬がもらえることが多く、広告フオーマットは媒体により様々 ・ブースト広告 リワード広告を短期間に大量に配信

なお、ユーザーの質に関しては、ポイントサイトと同様、リワード広告においても高いとはいえません。

多くの場合、報酬目当てのユーザーが多くなるため、獲得したユーザーのLTV(顧客生涯価値)を見極めることが重要です。

アフィリエイト広告主にとっては、リワード広告をポイントサイトの1つとして活用することができますが、獲得したユーザーの質を十分に確認し、慎重に運用することが必要です。

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リワード広告の例

成果地点の例

アフィリエイト広告の配信先の1つとして活用する場合、通常のアフィリエイトと同じ成果地点が設定可能です。

リワード広告の具体的な成果地点には以下のようなものがあります。

アプリのインストール ユーザーが広告経由でアプリをダウンロードし、インストールを完了した時点で成果が発生
動画の完全視聴 広告として表示される動画をユーザーが最後まで視聴する報酬が付与
体験プレイの実行 広告として表示されたゲームやアプリの体験版をプレイする

リワード広告は、ユーザーの行動に基づいた成果地点が設定されているため、広告主にとっても効率的な広告形式といえます。

報酬の例

アフィリエイト広告の一環としてリワード広告を利用する場合、通常のポイントサイト出稿と同等のポイント還元になります。

例えば、以下はモッピーのポイント還元状況ですが、ASPに支払う成果報酬の中からポイント原資がまかなわれます。

また、アプリでリワード広告を利用する場合には、以下のリワードが考えられます。

追加のライフ ゲーム内でプレイヤーがさらにプレイ可能なライフを獲得
ゲーム内通貨 仮想通貨を報酬として得て、アプリ内購入に使用
限定コンテンツ 特別なコンテンツや機能へのアクセス権を提供
ボーナスレベル 追加のステージやチャレンジを解放
パワーアップ ゲーム内で特定の強化効果や能力を獲得し、プレイを有利に進める

参照1:モッピー
参照2:Google AdMob

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リワード広告のメリット

認知度向上やインストール数増加が成果報酬でできる

リワード広告のメリットのひとつは、認知度の向上やインストール数の増加を成果報酬型で実現できる点です。

ユーザーが広告を最後まで視聴することで報酬が得られるため、多くのユーザーが広告を途中で止めずに視聴します。

サービスや商品の詳細をしっかり伝えられるだけでなく、インストール数やプレイ時間の達成条件を満たすユーザーが増加し、ユーザーの実体験を通じてより多くの注目を集めることが可能となります。

広告の視聴がされやすい

リワード広告は、ユーザーが自ら広告を選んで視聴するため広告の視聴率が非常に高いメリットがあります。

アプリ内で自動的に流れる広告とは異なりユーザーは報酬を得るために自ら広告を視聴しますので、強制的に見せられる広告と違いユーザーにとって不快な経験になりにくく、結果的に広告のメッセージがより効果的に伝わります。

特に、動画広告を最後まで視聴してもらうことで、商品やサービスの内容をしっかりとユーザーに届けることができ、商品やサービスの認知度向上とともに、リード獲得にもつながる広告手法として人気が高まっています

ユーザー課金を促進できる

リワード広告で得た報酬は、アプリ内で利用できるサービスに使えることが多く、お金を支払っていないものの、実質的に課金を体験していることになります。

普段は課金に抵抗があるユーザーも、報酬としてもらったポイントやコインなら気軽に使うことができると考えられます。

擬似的な課金の体験を通じて、サービスの利便性や価値を実感することで、実際に課金をする意欲が高まり、課金率の向上が期待できます。

広告掲載の自由度が高い

リワード広告は、広告掲載のタイミングや条件設定の自由度が高いです。

例えば、アプリをインストールしたユーザーに一時的に機能を解放したり、動画広告を視聴したユーザーに買い物で使えるクーポンを渡すなど、広告の仕組みはさまざまです。

さらに、ゲームアプリ内では、アイテムが足りなくなった瞬間に広告を表示し、アイテムを報酬として与えるといった工夫も可能です。

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リワード広告のデメリット

アクティブユーザーは獲得しにくい

リワード広告には多くのメリットがある一方で、アクティブなユーザーを獲得しにくいデメリットも存在します。

特に、短期間でアプリのユーザー数を増やしたり、ランキング上位を狙うブースト広告の場合、報酬を目的としたユーザーが多くなりがちです。

ポイントサイトと似た仕組みのため、報酬目当てのユーザーが多くなり、LTV悪化の懸念があるため注意が必要です。

動画制作にコストがかかる

リワード広告は、ユーザーの興味を引くために高品質な動画が求められるため、制作には経験豊富なクリエイターやデザイナーが必要です。

また、広告に使う動画にはストーリー性や美しいビジュアルが不可欠なため、時間と費用がかかることが避けられません。

なお、配信先によっては動画制作を代行してくれることもあります。

広告が敬遠される可能性がある

リワード広告は、ユーザーに繰り返し表示されることで認知度を上げるのに非常に効果的です。

ですが、配信回数が増えすぎると、ユーザーが飽きてしまったり、広告が邪魔だと感じられることが多くなり、アプリやサービス全体の評価が下がってしまう恐れがあります。

広告配信の頻度やタイミングを工夫することが大切です。

リワード広告の効果を高めるポイント

ターゲットに刺さるクリエイティブを使用する

リワード広告の効果を最大限に引き出すためには、ターゲットにしっかり刺さるクリエイティブが欠かせません。

次の2つを意識するといいでしょう。

  • 分かりやすいデザインか
  • ターゲットユーザーの好みに合わせたデザインか

まず、デザインが直感的で分かりやすいかを確認しましょう。

複雑すぎるデザインはユーザーの興味を引きにくく、結果として広告の効果が薄れてしまいます。

次に、ターゲットユーザーの好みに合ったデザインかどうかも重要です。

例えば、若い層向けの広告であれば、トレンド感のあるポップなデザインが効果的です。

広告はデザイン次第で大きく結果が変わるので、常にターゲットに寄り添ったクリエイティブを意識しましょう。

効果的な配置を意識する

リワード広告の効果を高めるためには、広告を効果的に配置することが重要です。

ユーザートラフィックが多い場所や、ユーザー体験の流れを考慮して、最適な位置に広告を設置する必要があります。

例えば、ユーザーがアプリを開いた直後や、ゲーム内でアイテムを使い切った瞬間など、注目度が高いタイミングで広告を表示すると、広告への反応がよくなります。

ユーザーが自然に目にする場所に広告を配置することで、より多くのコンバージョンを期待できるのです。

ユーザーメリットのある報酬を設定する

リワード広告の効果を高めるには、ユーザーにとって魅力的な報酬を設定することが重要です。

報酬がユーザーのニーズに合わないと、期待する成果が得られない可能性があります。

場合によっては、ユーザーが報酬を選べる方式を採用するのもいいでしょう。

ユーザーが興味を持つ複数の報酬から選べる仕組みを用意することで自ら報酬を選べるようになり、結果的に広告の成果をあげられやすくなるでしょう。

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リワード広告の出稿方法

【方法1】ASP経由

リワード広告を始める際、すでにアフィリエイト広告を展開している企業はASP経由で簡単に出稿できます。

ASPは、多くの広告主とパートナーサイトをつなぐプラットフォームで、リワード広告もアフィリエイトと同様の仕組みで利用可能です。

アフィリエイト広告を運用している企業にとっては、すでに使い慣れているツールやシステムを活用できるため、リワード広告を始めやすいのがメリットです。

【方法2】アドネットワーク会社経由

アフィリエイト広告を実施していない企業は、アドネットワーク会社を通じて直接出稿することができます。

アドネットワーク会社は、複数のサイトやアプリに一斉に広告を配信できるため、幅広いユーザーにアプローチができます。

【方法3】代理店経由

リワード広告の出稿において、リソースが不足していたり、専門的な知見が足りない場合には、代理店を通じて出稿する方法がおすすめです。

代理店は、広告戦略のプランニングから運用までをトータルでサポートしてくれるため、リソースに余裕がない企業でもスムーズに進められます。

さらに、総合代理店であれば、広告配信に加え、動画制作も一括して依頼できるため、クリエイティブ面での手間も大幅に軽減可能です。

効率的に運用できることが大きなメリットです。

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2005年の創業以来、アフィリエイト広告業界で20年以上の運用コンサルを行ってきました。

蓄積されたノウハウと独自の戦略で、全ての運用内容を可視化することによりクライアントKGI、KPI達成に最後の最後まで全力を尽くします。

また、社内の制作チームによりLPやバナー、記事LPの最適化も進めることができます。

毎月の強化施策は、分析と改善を重ねてより良い改善策立案に活用しています。

 

まとめ

この記事ではリワード広告について解説してきました。

アクティブユーザーの獲得や動画制作コストの課題はありますが、ターゲットに響くクリエイティブや配置の工夫により成果を向上させることが可能です。

出稿先の1つとしてリワード広告にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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