【広告主向け】アフィリエイトマーケティングとは?仕組みとメリット・デメリットを詳細に解説!

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公開日:2025.03.25 / 最終更新日:2025.03.26


アフィリエイトマーケティング 仕組み 費用 メリット デメリット

アフィリエイトマーケティングは、成果報酬型のため取り組みやすく、注目されているマーケティング手法のひとつです。

「アフィリエイトマーケティングに興味はあるけど、仕組みや費用がよく分からない…」

そんなマーケティング担当者の方に向けて、この記事ではメリット・デメリットから、実際の費用感や成功のポイント、実際の取り組み事例までをわかりやすく解説します。

基本をしっかり押さえ、自社に合ったアフィリエイト戦略を見つけましょう!

本記事のまとめ:アフィリエイトマーケティングの早見表

アフィリエイトマーケティングとは ・アフィリエイト広告を用いたマーケテイング手法
・成果報酬型のため費用対効果に優れている
・Web上に自然な形で口コミが投稿され、認知拡大からコンバージョン獲得まで対応
仕組み 広告主はASPに広告プログラムを登録し、メディアはその広告を自分のブログやSNSに掲載。広告リンク経由で商品・サービスが購入・申し込みされると、広告費用が発生する
メリット ・販売促進による売上向上
・成果に応じて費用が発生する広告手法
・コンバージョンポイントを柔軟に設定可能 等
デメリット ・成果が伸びるまでに時間がかかる・ジャンルにより有力メディアが違う
・PDCAを回さないと成果が伸びにくい 等
費用 【初期費用】ASP開設費用:0〜5万円程度
【月額固定費用】ASP月額費用:0〜5万円程度
【成果報酬費用】メディア報酬+ASP手数料
開始までの流れ 競合分析 → 出稿方針の決定 → ASPの開設 → 広告プログラムの登録
→ メディアとの提携 → 記事掲載 → 結果分析・改善
成功させるポイント ・適切なASPを選定する
・アフィリエイターとの提携は慎重に行う
・新規リクルーティングを積極的に行う 等

 

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アフィリエイトマーケティングとは

アフィリエイトマーケティングとは、成果報酬型の広告であるアフィリエイト広告を用いたマーケテイング手法です。

そもそもアフィリエイト広告は、成果が出た分だけ広告費用が発生する、費用対効果に優れたWeb広告です。

たとえば資料請求や商品購入など、成果アクションがあって初めて広告費用が発生する仕組みのため、無駄な広告の支払いがありません。

 

見込み客→認知→メディア(比較サイト、ロコミサイト、ブログ、ポイントサイト、SNS)→購入/申込(成果の発生)→広告主

アフィリエイト広告では、比較サイトや口コミサイト、インフルエンサー等のメディアを活用して販売促進を行うため、自然な流れで自社の商品・サービスの販促を行うことができます。

アフィリエイトマーケティングは、Web上に自然な形で口コミ投稿が増えるため、認知拡大からコンバージョン獲得までを効率よく行うことができます。

アフィリエイトマーケティングとは、アフィリエイト広告を用いたマーケテイング手法。成果報酬型のため費用対効果に優れている。Web上に自然な形で口コミが投稿され、認知拡大からコンバージョン獲得まで可能

アフィリエイトマーケティングの仕組み

アフィリエイトマーケティングの仕組みは、広告主・ASP・メディアの三者が連携して成り立っています。

広告主 ASPに広告プログラムを登録し広告出稿
ASP 広告主とメディアをつなげるプラットフォーム。成果計測ツールとしての重要な役割を果たす
メディア 自身のWebサイトやブログ、SNS等に広告を掲載

広告主はASPに広告プログラムを登録し、メディアはその広告を自分のブログやSNSに掲載します。

エンドユーザーが広告リンク経由で商品・サービスを購入・申し込みすると、成果が発生し、報酬が支払われます。

一方、ASPは、広告主とメディアをつなげるプラットフォームであり、計測ツールとしても重要な役割を担っています。

広告主 ASP開設 成果承認(広告費用発生) ASP A8.net afb ACCESSTRADE felmat その他の ASP 提携 成果発生 メディア (アフィリエイター) ・比較サイト ・ブログ ・ポイントサイト ・ロコミサイト ・インフルエンサー・その他のメディア 記事投稿 購入・申し込み エンド ユーザー アフィリエイト広告をきっかけに商品購入等のアクションを行う消費者

アフィリエイト広告は、広告主にとっては成果報酬体系のためリスクが低く、メディアにとっては重要な収益源となります。

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アフィリエイトマーケティングのメリット

アフィリエイトマーケティングには、主に次の6つのメリットがあります。

  • 販売促進による売上向上
  • 成果に応じて費用が発生する広告手法
  • コンバージョンポイントを柔軟に設定可能
  • 不適切な成果を却下できる仕組みがある
  • 信頼性の高い記事によって口コミ効果が期待できる
  • 検索結果の上位エリアをおさえることが可能

販売促進による売上向上

アフィリエイトマーケティングには、自社の商品・サービスの販売促進を通じて売上を伸ばせる大きなメリットがあります。

たとえば比較サイトやレビュー記事、SNSなどに広告が掲載されると、ユーザーが自然な流れで商品やサービスに興味を持つようになり、結果的に自社商材の購買につながります。

また、アフィリエイトは成果が発生してから初めて広告費用が発生する仕組みのため、費用対効果も高く、無駄な出費が発生しにくい特徴もあります。

広告主にとってはリスクが少なく、限られた予算の中でも効率よく見込み顧客へアプローチできる手法としてアフィリエイトマーケティングは人気を集めています。

成果に応じて費用が発生する広告手法

アフィリエイトマーケティングは、成果に応じて費用が発生する広告スタイルです。

一方で運用型広告のような広告では、広告表示やクリックで費用が発生しますが、その後、成果につながるかはわかりません。

つまり、広告費用を後で支払うか、先に支払うかの違いがあります。

アフィリエイト広告は、あらかじめ決めた成果報酬(CPA)を超えることがないため、予算管理がしやすく無駄な出費も抑えやすいことが魅力です。

コンバージョンポイントを柔軟に設定可能

アフィリエイトマーケティングでは、コンバージョンポイント(成果地点)を柔軟に設定できるのが大きな魅力です。

たとえばオンラインセミナーの場合には、「予約完了」を成果にすることも、「参加完了」を成果にすることも可能です。

メディアやASPの合意さえあれば、コンバージョンポイントを自由にカスタマイズできるため、自社の目的に合った設計がしやすくなります。

ただし、競合他社がより浅い成果地点を設定している場合、メディアから自社の広告が選ばれにくくなることもあります。

成果地点の設計は、ASPや専門代理店に相談しながら慎重に決めるのがおすすめです。

不適切な成果を却下できる仕組みがある

アフィリエイト広告では、発生したすべての成果に報酬を支払う必要はありません。

たとえば「初回購入が対象」といった成果条件を設定しておけば、それを満たさないリピート購入の成果は否認できます。

つまり、事前に決めた条件に合致した成果だけを承認し、広告費を支払う仕組みが整っています。

このように、不適切な成果を除外できる点は大きなメリットです。

ただし、条件が厳しすぎるとメデイア側のモチベーションが下がり、広告が掲載されにくくなる恐れもあるため、バランスが重要です。

信頼性の高い記事によって口コミ効果が期待できる

アフィリエイト広告では、商品レビューや比較記事などがブログやSNSに掲載されることが一般的です。

たとえば、「A社の脱毛器を3カ月使ってみた感想」といったリアルな体験談が紹介されるケースも多く、ユーザーの信頼を得やすいのが特長です。

こうした記事は自然検索やSNS上で拡散され、結果として口コミのように広まりやすくなります。

信頼性のあるコンテンツがネット上に蓄積されることで、中長期的な集客にもつながる点がアフィリエイトの大きな強みです。

検索結果の上位エリアをおさえることが可能

ユーザーは、いきなり商品を買うことは少なく、まずは比較サイトやランキング記事で情報収集を行います。

アフィリエイト広告は波及効果が見込まれる

たとえば脱毛を考えている人は、「脱毛サロン おすすめ10選」などの記事やSNS投稿を読みながら、価格・口コミ・効果をじっくり比較してから購買行動に移ります。

アフィリエイトマーケティングを活用すれば、自然検索結果の上位エリアを、自社商材を紹介する記事で押さえることができるため、ユーザーの目に触れやすくになります。

つまり、比較検討フェーズにいるユーザーに対して、自社商材の魅力を伝える投稿を届けることが可能になるのです。

また、アフィリエイトマーケティングだけでなく、自社でSEO対策や運用型広告、SNS活用などのマーケティングを複数組み合わせて実施することで、ユーザーとの接点を増やすことができます。

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アフィリエイトマーケティングのデメリット

  • 成果が伸びるまでに時間がかかる
  • ジャンルにより有力メディアが違う
  • PDCAを回さないと成果が伸びにくい
  • 提携・承認などの作業が必要
  • 固定費を回収できない可能性
  • 虚偽・誇大表現のリスクと広告主責任の可能性
  • BtoBは成果が出にくい傾向

成果が伸びるまでに時間がかかる

アフィリエイトマーケティングは、成果が出るまでに時間がかかることに注意が必要です。

アフィリエイト広告を開始しても、メディアが記事を執筆し、検索エンジンに評価されるまでには数週間〜数カ月かかります。

新規で記事を作成する場合だけでなく、既存の記事に広告を追加する場合でも、修正や調整に時間がかかります。

Google広告などの運用型広告のように、すぐに配信を開始し成果が出るわけではなく、3〜6カ月程度は育成期間と捉える必要があります。

アフィリエイトマーケティングは焦らず長期視点に立って進めることが大切です。

ジャンルにより有力メディアが違う

アフィリエイトマーケティングは、扱うジャンルによって有力メディアが大きく変わります。

たとえばサプリメントや化粧品といったジャンルでは、Googleの検索アルゴリズムの影響で、個人ブログが上位に表示されにくくなりました。

そのため、以前は成果が出ていたメディアからの流入が激減し、今ではアドアフィリエイト型のメディアが主流です。

アドメディア自身が広告費を使って集客し、その中でアフィリエイト成果を発生させているため、高単価(CPA1万円程度〜)での掲載依頼が求められます。

アフィリエイトマーケティングで成果を出すためには、戦略的なメディア選定と予算設計が不可欠です。

PDCAを回さないと成果が伸びにくい

アフィリエイト広告は、ASPにプログラムを登録しただけでは成果が出にくいのが実情です。

ASPには多くの商材が集まっており、自社のプログラムが埋もれてしまうことも少なくありません。

そのため、広告主自身が積極的にメディアに掲載を依頼する「メディアリクルーティング」が重要です。

また、成果が出ているメディアには特別報酬を提示して表示位置を上げてもらうなど、働きかけを強化することも効果的です。

待ちの姿勢では成果につながりにくく、主体的なアクションが求められます。

提携・承認などの作業が必要

アフィリエイト広告を運用する際には、メディア提携と成果承認に関する作業が発生します。

メディア提携 自社の広告と提携を希望するメディアを審査
成果承認 発生成果の承認・否認の判断を行う

メディア提携では、新しく提携を希望してきたメディアがいないかを週1回はチェックし、適切な媒体と提携を進めることが求められます。

提携数が増えるほど広告掲載先も増えるため、こまめに対応は行うのが理想です。

また、成果承認の作業では、すべての発生成果を自社の売上データと突き合わせて承認・否認の判断を行います。

成果発生数が多かったり、報酬体系が複雑な場合には想像以上に工数がかかることもあるため、事前に体制を整えておくことが大切です。

固定費を回収できない可能性

固定費を回収できない可能性がある点にも注意が必要です。

たとえばASPの月額固定費用が発生しているにもかかわらず、アフィリエイト経由の成果がほとんど上がらない場合には、CPAが高騰し、取り組みそのものを見直す必要が出てきます。

特にニッチな商品や無名のサービスは、メディアに取り上げられにくく成果が出にくい傾向があります。

こうしたリスクを避けるには、アフィリエイトの開始前にASPや代理店へ想定成果件数のヒアリングを行い、競合他社の取り組みも確認しておくことが大切です。

事前準備が成果の出やすさに大きく影響します。

虚偽・誇大表現のリスクと広告主責任の可能性

アフィリエイトマーケティングでは、虚偽や誇大表現が使われるリスクが常につきまといます。

たとえばサプリメントや化粧品の場合、メディアがユーザーの不安を煽るために際どい表現が使われることが多く、薬機法や景品表示法に抵触する恐れがあります。

法令に抵触する表現が使われると、広告主も責任を問われます。

実際に「ステラ漢方事件」では、広告代理店だけでなく広告主も逮捕されました。

 大阪府警は20日、体験談を書いたような記事広告を通じて健康食品を販売していたとして、健康食品通販会社「ステラ漢方(株)」(福岡市博多区)の従業員や広告代理店社長ら6人を医薬品医療機器法違反(未承認医薬品の広告禁止)の疑いで逮捕した。

以前は「メディアが勝手に書いた内容」として通用していた言い訳も、今は通じません。

すべての掲載面を自社でチェックすることが理想ですが、難しい場合には、チェックツールや代理店の活用を検討しましょう。

参照:NetIB-News

BtoBは成果が出にくい傾向

アフィリエイトマーケティングは、BtoCと相性が良い一方で、BtoB商材では成果が出にくい傾向があります。

たとえば法人向けの業務ツールやシステムなどは、そもそも検討期間が長く、購入までのハードルも高めです。さらに、予想される成果発生件数が少ないことから、メディアにとっては魅力的な広告とはなりにくく、掲載が後回しにされやすい傾向があります。

ただし、BtoB専門メディア等と提携できれば、一定の成果を見込めることもあります。

取り組みを始める前にASPや代理店に相談することが大切です。

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アフィリエイトマーケティングの費用

アフィリエイトマーケティングでは、主に次の3つの費用がかかります。

初期費用 ASP開設費用 ASPを開設する際にかかる費用
月額固定費用 ASP月額費用 ASPでプログラムを稼働しているだけでかかる固定費用
成果報酬費用 メディア報酬+ASP手数料 メディアへの成果報酬と、それに対してかかるASP手数料

【初期費用】ASP開設費用

有料ASPを開設する際には、ASP開設費用が発生します。

たとえばA8.netやバリューコマースでは、5万円(税抜)の初期費用が必要です。

さらに、同じASP内で新しいプログラムを追加する場合にも、プログラム追加費用がかかることがあります。

一方で、無料ASPは初期費用・プログラム追加費用が無料です。

有料ASP、無料ASPどちらを開設するかは、商材や予算に応じて慎重に検討することが大切です。

【月額固定費用】ASP月額費用

有料ASPでは、初期費用に加えて月額固定費用が発生します。

アフィリエイト広告を継続運用するには、ASPの月額費用が発生するケースがあります。

たとえばA8.netでは、6カ月契約で月額5万円(税抜)、バリューコマースでも同様に月額5万円(税抜)が必要です。

この費用は広告の掲載有無に関わらず、プログラムを稼働させているだけで毎月かかる固定費用です。

【成果報酬費用】メディア報酬+ASP手数料

アフィリエイト広告では、成果が発生するとメディア報酬に加えてASP手数料も発生します。

たとえばメディア報酬が1,000円(税抜)で、ASP手数料が30%の場合、ASP手数料は300円。広告主は合計で1,300円(税抜)の成果報酬費用を支払うことになります。

ASPによって手数料率が異なることもあるため、事前確認が必要です。

【代理店利用の場合】初期+月額+手数料

代理店経由でアフィリエイトマーケティングを実施する場合には、ASPの費用とは別に、初期費用・月額固定費用・代理店手数料が発生します。

たとえば、月額固定5万円のASPを利用しつつ、代理店にも同様の費用を支払うことになれば、費用が二重で発生する構造になります。

一見するとコストが高く感じられるかもしれませんが、代理店には豊富な運用ノウハウがあります。

実際に、提携メディアの選定や訴求ポイントの調整を通じて、成果件数を大きく伸ばしている事例もあります。

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アフィリエイトマーケティングの一連の流れ

アフィリエイトマーケティングにはどのように取り組めばいいのでしょうか?

ここからはアフィリエイトマーケティングを始めるまでの一連の流れを紹介します。

  • 競合分析
  • 出稿方針の決定
  • ASPの開設
  • 広告プログラムの登録
  • メディアとの提携
  • 記事掲載
  • 結果分析・改善

競合分析

アフィリエイトマーケティングを始めるにあたっては、まず競合分析が欠かせません。

どのASPを使っているか、報酬条件や金額はどう設定しているかなど、事前にしっかりチェックしておく必要があります。

さらに、どのようなアフィリエイトサイトに掲載されているか、バナーやLPの訴求内容、EPCや確定率まで調べることで、効果的な設計が可能になります。

競合分析の項目としては次のようなものがあります。

  • ASP
  • 報酬条件
  • 報酬金額
  • 掲載先メディア
  • バナー・LP
  • EPC
  • 承認率 

ASPのメディア管理画面を活用すれば、競合情報の確認もスムーズに行えます。

下記はa8.netの管理画面の例です。

参照:A8.net

出稿方針の決定

競合調査の結果をもとに、自社の出稿方針を決定します。

どのASPに出稿するか、成果地点や承認条件をどう設定するか、報酬金額をいくらにするかを決めます。

ASPを選ぶ際は、想定される成果件数や初期・月額費用のバランスを確認し、自社商材との相性をチェックします。

A8.netのように実績が豊富なASPは必ずヒアリング対象に入れましょう。

いきなり多くのASPを開設するより、まずは2〜3社からスタートし、反応を見ながら拡大する方法が現実的です。

ASPの開設

方針が決まったら、次はASPの開設申し込みに進みます。

各ASPごとの開設手順にのっとり申し込みを行います。

申し込み後に審査があり、通過すると管理画面のログイン情報が発行されます。

広告プログラムの登録

ASPを開設したら、続けて広告プログラムの登録に進みます。

広告説明文やバナー、テキストリンク、成果地点の登録など、各ASPの入稿フローに沿って初期設定を行います。

設定が完了すると、いよいよアフィリエイト広告の掲載準備が整います。

たとえばA8.netでは、管理画面からプログラム説明文や広告バナー、テキストリンクなどを入稿します。

登録が完了すると、メディア側の管理画面に自社の広告プログラムが表示されるようになります。

参照:A8.net

メディアとの提携

プログラム登録が終わると、メディアから広告提携の依頼が届きますので、メディアの情報を1つ1つ確認し、提携可否を判断します。

たとえばA8.netでは、管理画面上に提携申請が一覧表示され、「承認」か「否認」を選ぶことができます。

新規メディアの提携承認作業

承認されたメディアは、自社広告のリンクを取得できるようになり、掲載がスタートします。

すべてのメディアと提携するのはリスクがあるため、自社商材との親和性やサイトの信頼性を確認しましょう。悪質なサイトと提携してしまうと、虚偽表現の使用や不正注文の発生が頻発する可能性があるため、慎重な判断が求められます。

記事掲載

メディアとの提携が完了すると、次は記事掲載のフェーズに入ります。

たとえば比較サイトやレビュー記事の中に、アフィリエイトリンク付きで自社の商品やサービスが紹介されます。

掲載後はページの掲載内容を1つ1つ確認し、法令に抵触していないかどの位置にリンクがあるかなどを確認しましょう。

発生件数が少ない場合は、バナーの配置や訴求文の見直しが必要かもしれません。

ASPやメディアと連携しながら、より効果的な見せ方にアップデートしていくことが成果の拡大において重要です。

結果分析・改善

アフィリエイト広告は、出稿して終わりではなく、成果を見ながら改善を重ねることが重要です。

たとえば、どのメディアから成果が多く発生しているか、どの訴求軸でCVしているかを分析することで、今後の戦略が見えてきます。

成果件数だけでなく、EPC(1クリックあたりの収益)や承認率も確認し、有力なメディアに掲載強化を依頼すると効果的です。

逆に成果が出ていない場合には、LPやバナーの差し替えやテキスト修正など、柔軟な対応が必要です。

数字をもとに改善を積み重ねることで、アフィリエイトをブラッシュアップしていきましょう。

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アフィリエイトマーケティングを成功させるポイント

アフィリエイトマーケティングで成果を上げるためには、戦略的な取り組みが欠かせません。

ASPの選定やアフィリエイターとの提携はもちろん、リクルーティングの強化や既存メディアへのフォローも重要です。

さらに、報酬アップなどの施策を定期的に行うことで、継続的な成果につながります。

ここでは、成功に近づくための5つのポイントを解説します。

  • 適切なASPを選定する
  • アフィリエイターとの提携は慎重に行う
  • 新規リクルーティングを積極的に行う
  • 既存サイトの掲載強化
  • 施策を定期に行う

適切なASPを選定する

アフィリエイトマーケティングを成功に導くには、ASPの選定が極めて重要です。

たとえばA8.netやバリューコマースなど、実績が豊富なASPはメディアの登録数も多く、成果が出やすい傾向があります。

一方で、特定ジャンルに強いASPも存在するため、自社の商材との相性を見極める視点が欠かせません。

ASP選定時には、想定される発生件数や費用、メディアの傾向などをASP側にヒアリングし、ASP同士を比較することが大切です。

やみくもに複数登録するのではなく、まずは2〜3社に絞ってスタートし、実績を見ながら拡大していく方法が効果的です。

アフィリエイターとの提携は慎重に行う

アフィリエイトマーケティングを成功させるには、アフィリエイターとの提携を慎重に進めることが欠かせません。

メディアの質が低ければ成果につながらないどころか、ブランドイメージを損なう可能性もあります。

提携時には、サイトの内容や更新頻度、他に扱っている商材などをしっかりチェックしましょう。

薬機法や景品表示法などに違反する恐れのある表現を使っているサイトは、入り口の段階で提携を避ける判断が必要です。

信頼できるメディアとだけつながることで、成果もブランド価値も両立できます。

新規リクルーティングを積極的に行う

アフィリエイト広告の成果を伸ばすには、新規リクルーティングを積極的に行うことが大切です。

たとえば、Googleで「〇〇 比較」「〇〇 おすすめ」といった自社と親和性のあるキーワードを検索し、上位に出てくるサイトに掲載依頼を行います。

問い合わせフォームやSNS経由でアプローチし、興味を持ってくれたメディアとは個別にやり取りを進めましょう。

既存の提携メディアだけに頼るのではなく、自ら働きかけて掲載面を広げていくことで、安定的に成果が積み上がっていくでしょう。

既存サイトの掲載強化

アフィリエイト広告で成果を伸ばすなら、既存メディアの掲載強化が効果的です。

たとえば、すでに成果が出ているメディアに対して、記事のリライトや広告リンクの位置変更を相談してみましょう。表示位置を目立つ場所に変えるだけでも、成果件数がグッと伸びることがあります。

さらに、通常よりも高い特別報酬(特単)を提示することで、メディア側のやる気を引き出すことも可能です。

手間はかかりますが、メディアごとに丁寧に対応すれば、大きなリターンが期待できます。

施策を定期に行う

アフィリエイト広告で成果を伸ばすには、定期的な施策の実施が欠かせません。

たとえば「レビュー募集プログラム」を行えば、ユーザーのリアルな声を反映した記事が増え、信頼度アップにつながります。

「報酬アップキャンペーン」を展開すれば、新しいメディアとの提携が進み、アクティブな掲載も増えていきます。

インフルエンサーを活用すれば、SNSを通じた認知拡大と成果の両立も可能です。

季節商材の場合は、需要期の3〜6カ月前から記事準備をスタートし、時期に合わせて一気に成果を狙う動きが効果的です。

こうした施策をリクルーティングや掲載強化と組み合わせれば、加速度的な成長が見込めます。

アフィリエイトマーケティングの事例

最後に、アフィリエイトマーケティングによって成果を大きく伸ばした実例を3つ紹介します。

いずれも弊社がアフィリエイト運用代行を行ったサービスです。

施策の工夫によって大きな成果につながっています。

  • クレジットカード 発券数:約500件/月→約4,500件/月
  • 人材転職サービス 面談完了数:約100件/月→約400件/月
  • 電子コミック 会員登録数:6,000件/月→12,000件/月

クレジットカード 発券数:約500件/月→約4,500件/月

クレジットカード業界では、アフィリエイト広告の活用によって劇的に成果を伸ばした事例があります。

もともと月間500件ほどだった発券数が、アフィリエイト施策を強化したことで約4,500件にまで成長しました。

施策のポイントは、有力な比較サイトとの提携強化と、メディアごとの報酬最適化です。

たとえば、金融ジャンルに強いメディアとタイアップし、記事の内容や訴求軸を擦り合わせることで、よりユーザーのニーズにマッチした広告展開が可能となりました。

報酬単価を引き上げる代わりに掲載位置を上位にしてもらうなど、積極的な交渉が成功につながりました。

人材転職サービス 面談完了数:約100件/月→約400件/月

人材転職サービスの事例では、アフィリエイト広告を強化した結果、月間の面談完了数が約100件から約400件にまで伸びた成功例があります。

ポイントは、専門性の高い転職系メディアとの提携と、掲載コンテンツの最適化です。

たとえば「未経験OK」「年収アップ」など、ターゲットの関心を引く訴求を打ち出し、メディアごとに異なる切り口でアプローチしました。

さらに、報酬条件の見直しや特別単価の導入を行い、メディア側の掲載意欲を引き出すことにも成功しています。

成果につながるメディアとの関係強化が、面談数アップの大きなカギになった事例です。

電子コミック 会員登録数:6,000件/月→12,000件/月

電子コミックサービスでは、アフィリエイト広告の強化によって月間の会員登録数が6,000件から12,000件に倍増した成功事例があります。

取り組みのポイントは、メディアとの継続的なリレーションと、訴求内容のブラッシュアップです。

たとえば「初月無料」「限定特典つき」といったキャンペーンを前面に押し出し、複数のエンタメ系サイトやマンガ特化ブログに記事掲載を依頼しました。

また、成果が出ているメディアには報酬単価を引き上げる“特単”を導入し、さらに露出を増やすことに成功。

メディアごとに訴求パターンを最適化したことが、大幅な会員増加につながった要因です。

上記以外にもさまざな事例を以下の記事で紹介していますので、ぜひご覧ください!

成果を伸ばす運用ポイントを紹介!「アフィリエイト広告の運用事例10選」

  • アフィリエイト広告の実際の運用事例を厳選して10個紹介します。どのように成果を伸ばしてきたのか、具体的な運用方法が記載されていますので、貴社のアフィリエイト運用の大きな助けとなるでしょう。今日から早速取り入れていただける内容ばかりですので、ぜひお気軽にダウンロードください。

まとめ

アフィリエイトマーケティングは、成果報酬型でリスクが低く、上手に活用すれば費用対効果の高い集客手法です。

仕組みや費用、進め方をしっかり理解し、自社の商品やサービスに合った戦略を立てることが重要です。

成功事例を参考にしながら、信頼できるメディアとの連携や継続的な改善を重ねていけば、着実に成果へつながります。

まずは小さく始めて、少しずつスケールさせていくのがおすすめです。

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